地球はこれから・・・

100年先の地球環境
100年先の地球環境

8月30日、浜田市の「いわみーる」で地球はこれからどうなるの?をテーマとした地球温暖化防止セミナーがありました。


江守 正多講師の「地球温暖化の最新情報」では、100年先の気温上昇は過去50年の平均から約5度も上昇する予測でした(何も人類が取り組まなければの話ですが)。わたくしの知識レベルでも、1度の海水温度上昇が海の生物に影響するものは大変なものがあると認識していますので、5度の変化は想像できないものです。しかし、気候変動枠組条約 カンクン合意(2010年)で、産業化以前からの世界平均気温の上昇を2℃以内に収めることになっているようなので、世界の良心を信じています。


新井 章吾講師の「藻場が消える?海をかえる魚」では、本人のフィールドである日本の海の藻場の変化を、直接ダイビングにより確認された実績から、暖流系のアイゴやウニが原因との説でした。藻場の衰退についてはいろいろな説がありますが、直接「海中写真」を見せての説明は迫力がありました。


安達 二朗講師の「海洋環境の変化と水産資源」についてですが、水産資源の最前線で長く研究された知見をもとに、過去の魚種別水揚げ量と海水温との関連を説明されました。しかし、講演の時間が少ないこともあって、多くの体験を聞くことは出来ませんでした。

本質を理解するためには、多くの時間が必要と感じました。

それにしても、地球温暖化は人類が最も優先的に取り組むべきことでしょうね。

事務局より